最近昼頃になると、蜜蜂が巣箱の前で、巣箱の方に向かってぐるぐると飛び回る行動に気が付きました。少し調べてみたところ「時騒ぎ(ときさわぎ)」と呼ばれる行動みたいです。
蜜蜂(働き蜂)の一生は短くて、卵から成虫になるまでが30日程度。羽化してからは40日程度で一生を終えるそうです。
時騒ぎは若い働き蜂達が内勤(巣箱の中の仕事)を卒業し、初めて外の世界に飛び出していく試験飛行のようで、この後に蜜や花粉集めの晴れの仕事(?)に飛び出していく儀式。そう考えると「がんばれー!」と心のなかで応援しちゃう気持ちになりました。
ミツバチは昆虫ですから、卵から孵って、幼虫、サナギを経て、羽化して成虫になります。女王蜂から卵が産み落とされて成虫になるまでが、ほぼ30日。成虫になるとすぐに働きはじめますが、成長するにつれて仕事の役割も変わります。
ミツバチはどんな一生を過ごすのだろう
成虫になってすぐは、いわば「内勤」です。まず、巣のお掃除、幼虫などの子育てや、巣の熱払いといった巣の中での仕事が割り当てられます。その後、巣をつくったり、仲間が外から集めてきた蜜や花粉を蓄える仕事へと移り、最後に門番を務めて内勤さんは終了です。ここまでが、羽化してからおよそ24日。
ミツバチはどんな一生を過ごすのだろう
羽化して20~40日くらいになると、花の蜜や花粉を集めに外を飛び回る「外勤さん」として働き、その一生を終えます。
ミツバチはどんな一生を過ごすのだろう