今日はちょっと長いです。
私が20代にフォーミュラーカーレースに挑戦していた事は、このブログをずっと読んでくれている方や、GREE,MIXIなどでお友達の方はご存知だと思います。
参考記事
レースで少しでも前を目指すとき、車をそのときの環境でベストパフォーマンスを引き出せるようにいろいろとセッティング(調整)
するワケですが、ここで予算が潤沢にある選手とそうでない選手とはアプローチが大きく異なってきます。
例えばタイヤに関して。
スリックタイヤ(溝が無いタイヤのこと)の一番おいしい部分は、私が乗っていたFJ-1600という車でいうと、気温や路面状況にもよりますが、
筑波サーキットでせいぜい10周から20周程度。
以降はどんどんグリップレベルは落ちて行きます。
車のセッティングを考えるときに、一番の基本となるのはタイヤです。
タイヤのグリップレベルが落ちるということは、様々な部分にかかる荷重(力)やタイミングが変化してしまうということです。
ですので、レース本番の時に最高の状態を目指すのであれば、タイヤが一番おいしい部分だけを使って、
他のサスペンションやブレーキバランスetcのたくさんの要素をはめ込んでいくのが一番ベストです。
スプリントレースでは特に。
ほんの一部の予算が潤沢な選手は練習やテストの時に新品のスリックタイヤをバンバン使って、
レースごとに新品エンジンでトライアンドエラーしてデータを集め、セッティングを煮詰めて行きます。
専属のメカニックやデータロガーなんかも使って。
(※データロガー : 車の様々な部分にセンサーを付けて、データを集める機材。とっても高価。)
キャンギャルなんかもいたり(笑
当時の私も含め、ほとんどの選手はそこまで予算はありませんから、どうしても新品タイヤは本番以外では使えません。
そもそも練習やテストも十分というレベルの数はできない。
データロガーなんかもちろん使ったことありませんし、専属のメカニックもいません(何台かの兼務がほとんどです)。
エンジンなんか半年くらいはオーバーホール無しです。
もちろんキャンギャルなんか指くわえて遠くから見てるだけです
(笑
そんな中で頼りになるのは経験豊富なキャンギャルメカニックです。
様々な環境や車の状態、選手の走りやコメントを観察してきたメカニックのアドバイスはやはり参考になります。
選手「(車の)リアが(コーナーの外に)逃げてオーバーーステアが強い。」
経験豊富メカニック「それはタイヤが新品じゃないからじゃないの?グリップが上がれば少しアンダーになるから(サスペンションは)
そのままでエアーだけ調整しとくよ。ホンチャン(レース)の時はそのほうがいいはず。」
みたいな。
まあ、百発百中ということは無いのですが、それでも自分で判断するよりは遥かに高精度です。
どちらが勝つのか? というと前者のほうが勝ちに近いとは思いますが、必ずしも前者が勝つとは限りませんでしたね。
周りの環境も常に変化して行きますしね。
話は(やっと)本題に入りますが、ほとんどの中小零細企業のWEB戦略は私が知る限り、この場合の後者の状況ではないでしょうか?
そりゃあ、いろんなツールがあったほうがベストなのは分かるが、そこまでの予算は無い。
でもレースに出なきゃならない。
今あるツールで闘うしかない。
みたいな。
今のところのウチのポジショニングは後者のメカニックみたいな感じだと思ってます。