行動ターゲティング
Webサイトなどのユーザー(閲覧者)をその行動(ページ閲覧や検索、商品購買など)に基づいてセグメント化し、それぞれのし好やマインドに合った広告/メッセージを表示すること、またはその仕組み。
あなたのWEB上の動きを追跡し、あなたが反応しそうな広告を表示する行動ターゲティング広告ですが、以下の記事はドリコム社が作り、楽天などでも使われている仕組みです。
行動ターゲティング広告はどこまで許されるのか
この記事で紹介されている「楽天ad4U」は、「ユーザーのブラウザー側で保有している履歴情報をもとにユーザーの嗜好を解析して、広告を配信するという仕組み」だという。これはどういうことか。筆者が調べたところ、ブラウザー側の欠陥を突くことによって閲覧履歴を取得するものであることがわかった。
簡単に解説すると、例えば以下のようなリンクがあります。
この中で、最近訪れたサイトと訪れていないサイトのリンクは色が違って表示されたと思います。
※記事中の実際の行動ターゲティングでは数千のリンクが(ユーザーには見えないように)埋め込まれているそうです。
この機能はWEBブラウザの閲覧履歴によるものなのですが、この色の違いをJavaScript(というプログラムの一種)を使って取得し→どんなカテゴリーのサイトへ頻繁に訪問しているかを分析して、最適な(?)広告を選んで表示します。
これは一種のスパイウェアのようにも見えますが、何かユーザーのPCに埋め込むわけでもなく、そのあたりは微妙な線。
また個人情報問題についても、記事中にあるように、集めたデータと個人名などが紐付くわけでもないのでクロとも言えない。
でも、ユーザーとしては自分の閲覧履歴を勝手に見られて、分析されているようなものなので気持ち悪いといえば気持ち悪い。
このブラウザの動作はバグのひとつだそうなので、いずれは修正されるものと思いますが。
しかし、ブラウザー側のバグを突くプログラムを配信するという手法は次の2つの点で問題があるのではないか。
第一に、将来、ブラウザー側のバグが修正されたら、この広告は機能しなくなる。バグの存在を前提にしたシステムをビジネスとして展開することにリスクはないのか。
このような利用が広く普及してしまうと、ブラウザー側でバグを修正する動きに対してブレーキをかけることにもなりかねない。その結果として、先に述べたブログでアダルトサイトの閲覧の有無を盗み見るような悪質な行為を防げなくなってしまう。
一つ目の「リスクはないのか?」は、やってる企業が勝手に取ってるリスクだし、楽天もドリコムも上場企業ですが、株買ってる人だって自己責任(?)なワケでまあ”勝手にどうぞ”と思います。
しかし、2つ目は問題かな。
あまりに普及して、間違ってこの手法が市民権得ちゃった日にゃあ、自分の閲覧履歴ばら撒いてることになっちゃいそうな気分です。
”JavaScriptをOFF”なんて今のご時世、非現実的だし、とりあえずブラウザの閲覧履歴の保存日数を”0”にでもしときますか?

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