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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?  山田真哉(著)

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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
~身近な疑問からはじめる会計学 山田真哉(著)~



公認会計士の山田真哉さんがとっつきにくい会計用語などを身近な事例に例えて分かりやすく説明しています。



感覚的に分かりやすくて大変参考になりました。



一例を挙げます。

「飲み会のワリカンでわかるキャッシュフロー」

ある友人は、飲み会など大人数で支払いをしなければならない席では、必ずといっていいほど”支払い役”を買って出ている。たとえば、 10人で飲んで5万なら、「とりあえず払っておくよ!」と申し出て、お店の人に5万円を支払い、 あとでひとりあたま5000円ずつ回収する。

つまり「ワリカン」ということで、誰でも一度は経験したことのある役回りだと思うが、どうして彼がいつもそれをやりたがるのか、 はじめ私にはわからなかった。

その後、そのカラクリを知る機会があり非常に驚いたのだが、それはとても巧妙なもので、会計的に見てもよくできたカラクリであった。

ワリカンの支払い役を買って出ることには、実はとても大きなメリットがあったのだ。




さて、上述のカラクリですが、目的はキャッシュフローをよくすることにあります。



簡単に説明します。



ポイントは支払いをクレジットカードでするということです。



クレジットカードで支払いをすると、現金の支払いは翌月末や翌々月10日だったりします。



飲み会の参加者からは現金で回収できるので、キャッシュ・アウトが無いのに、キャッシュ・インがある状態を作り出せるというワケです。


①支払い役になってカード払いの場合
  (キャッシュ・イン)¥5000×9人=¥45000
  (キャッシュ・アウト)         =¥0
  (合計)            プラス¥45000

①支払い役にならなかった場合
  (キャッシュ・イン)         =¥0
  (キャッシュ・アウト)         =¥5000
  (合計)            マイナス¥5000



と、キャッシュフロー(だけ)を見ると抜群に良くなっているというわけです。

ただ、この¥45000というお金は、売り上げなどによって得たお金ではありません。
のちのち支払わなくてはいけないお金なので、会計上は負債という扱いになります。
つまりこれは利息のかからない負債ということです。



中小零細企業の経営者の方なら夢見る仕組みでしょう?
まあ、¥45000では何もできませんが、”0”があと二つ三つ付けばな~(笑



本題に戻します。
そんな視点から


貸借対象表
損益計算書
キャッシュ・フロー計算書


のそれぞれの役割を分かり易く解説しています。



アマゾンの書評では厳しい意見も書かれているようですが、私は身近な事象に置き換えて説明するのは分かりやすくてとてもいいと思います。



専門的な部分での表現の違いは正直あまり一般の方には関係無いでしょうし。








                        


投稿者 tamura : 2005年11月09日 14:49

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